【なりきり法】現実を作っている舞台装置を壊すことが大事

なりきり法

引き寄せの法則では、「なりきり法」と呼ばれる方法があります。

この、「なりきり法」を理解するうえで、ヒントになる話をしたいと思います。

舞台衣装を変えると劇が成立しなくなる、という話です。

例えば・・・

あなたは、劇団員として、とある時代劇に出演予定だとします。

その劇で、自分は、「貧乏な小作人の役」をすることになりました。


劇場の舞台の上には、既に、貧乏な小作人の家のセットが出来上がっていて、

ススだらけのかまど、

ところどころ穴のあいたふすま、

天井にはクモの巣など、

貧乏人にふさわしいセットが出来上がっています。

後は、あなたが「貧乏人な小作人」にふさわしいように、

ぼさぼさの髪に、つぎはぎだらけの服でセットの中に立てば、

劇を始められます。

ところがもし、あなたが、

この劇で「貧乏な小作人の役」にもかかわらず、

派手でぴかぴかで、お金持ちにしか見えないような服装を着て舞台に現れたらどうなるでしょうか?

その服で、貧乏な小作人の役なんてできませんから、劇が成り立たなくなります。

「明日食べるものがない!」なんてセリフを言わなくてはいけない役だったとしても、

役に入り込めませんよね。

お金持ちにの服装を着て、貧乏人に感情移入するのは不可能です。

貧乏な小作人の役だったら、

ぼろぼろでつぎはぎだらけの服装で現れないといけないのに、

派手でぴかぴかで綺麗な服は、

その「貧乏な設定の世界」では、受け入れられないわけです。

あなたが、貧乏人にそぐわない恰好をして舞台に立った時点で、

舞台は壊れます。

この、舞台=現実です。

服装を変えると、現実という舞台装置を壊すことができます。

「貧乏な小作人のかわいそうな話」という前提で劇の筋書きが書かれていましたが、

それも消えます。

舞台を壊すように、

現実世界の「設定」を壊すことができるんです。

服装を変えることは効果的です。

人物の設定が変われば、劇の筋書きが変わります。

服と、外界の世界は基本的にマッチするものなので、

服装と、現実の人生の設定とが異なる場合は、

それを是正する何かが起こります。

だから、服装による「なりきり・引き寄せ」は簡単な割に効果が高いのです。

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